02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 09
阿新は竹藪に隠れながら、「もうこうなっては逃げられない。捕まって処刑されるよ...
02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 08
どうしようかと部屋をうかがっていると、障子からもれる灯りに蛾が集まっているの...
02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 07
日野資朝は火葬され骨のみになった。阿新は僧からその骨を受け取り、「今生の別れ...
02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 06
本間屋敷の離れにひとむらの竹藪たけやぶがあり、堀が掘られて、塀で高く囲われて...
02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 05
都を出て十三日、越前えちぜんの敦賀つるがの津に着いた。そこから商人あきんどの...
02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 04
「後醍醐帝に謀反を勧めた張本人は源げん中納言具行ともゆき・右少弁日野俊基としも...
02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 03
「文武ぶんぶは共に天下を治めることを一番に考えているが、用もちい方はその時々に...
02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 02
「長崎殿の仰せは最もでありますが、少し視点を変えて見ますれば、武家が天下を治め...
02-05 長崎新左衛門尉意見の事 付けたり阿新殿の事 01
後醍醐天皇の謀反むほんが露見ろけんしたので、「後醍醐帝は流罪るざいとされ、天...
02-04 俊基朝臣再び関東下向の事
土岐十郎の一件の際、その申し開きが認められ一度は無罪むざい放免ほうめんとなっ...