頭(かうべ)は白(しろ)き翁(おきな)とも、仏事をつとめよせんたんは、頭(かしら)白(しろ)かる鶴(つる)だにも、沢には千歳(せんざい)年経(としふ)なり。

-- 梁塵秘抄 354 --

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御厩(みまや)の隅(すみ)なる飼猿(かひざる)は、絆(きづな)はなれてさぞ遊ぶ、木にのぼり、常盤(ときは)の山なる楢柴(ならしば)は、風の吹くにぞ、ちうとろ揺(ゆる)ぎて裏返(うらがへ)る。

-- 梁塵秘抄 353 --

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上馬の多(おほ)かる御館(みたち)かな、武者(むさ)の館(たち)とぞ覚(おぼ)えたる、呪師の小呪師(こずし)の肩踊(かたをどり)、巫(きね)はくかたの男巫(をとこみこ)。

-- 梁塵秘抄 352 --

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年頃(としごろ)撫(な)で飼(か)う龍(りう)の駒(こま)、馬場(むまば)の末(すゑ)にぞ練(れん)ずなる、すは走り出(い)でて、若宮(わかみや)三所は乗りたまひ、慈悲の袖をぞ垂れたまふ。

-- 梁塵秘抄 351 --

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明石の浦の波、浦や馴れたりけるや、浦の波かな、此の波はうち寄せて、風は吹かねども、や、小波(さざらなみ)ぞ立つ。

-- 梁塵秘抄 350 --

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備後(びご)の鞆(とも)の島(しま)、其の島島にて島にあらず、島ならず、螺(にし)なし栄螺(さだへ)なし石華(せい)もなし、海人(あま)の刈りほす若布(わかめ)なし。

-- 梁塵秘抄 349 --

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土佐(とさ)の船路(ふなぢ)は恐(おそ)ろしや、室津(むろつ)が沖(おき)ならでは、島勢(しませ)が岩(いは)は立て、佐喜(さき)や崎(さき)の浦々(うらうら)□、御厨(みくりや)の最御崎(ほつみさき)、金剛(こむがう)浄土のつれなごろ。

-- 梁塵秘抄 348 --

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小磯(こいそ)の浜にこそ、紫檀(したん)赤木(あかき)は寄らずして、ながれ来(こ)で、胡竹(こちく)の竹のみ吹かれ来て、たんなりりやの波ぞ立つ。

-- 梁塵秘抄 347 --

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ゴールデンウィーク、開庵しています。マスクをつけてボチボチお越しください!

最近は菖蒲や牡丹が綺麗です。

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