-- 梁塵秘抄 545 --
KOMUSUI ICHIZA KAMISHIBAI
-- 梁塵秘抄 545 --
過ぎ来にしほどをば捨てつ今年より、千代をかぞへむ住吉の松。
-- 梁塵秘抄 544 --
君が代は松吹く風の音高く、難波のことも住吉の松。
-- 梁塵秘抄 543 --
いくかへり
-- 梁塵秘抄 542 --
住吉は南客殿中遣戸、思ひかけ金はづしげぞなき。
-- 梁塵秘抄 541 --
住吉のお前の岸の光れるは、海人の釣して帰るなりけり。
-- 梁塵秘抄 540 --
沖つ風吹きにけらしな住吉の、松の下枝をあらふ白波。
-- 梁塵秘抄 539 --
住吉の松の梢に神さびて、緑に見ゆる朱の玉垣。
-- 梁塵秘抄 538 --
住吉の神はあはれと思ふらむ、空しき船をさして来つれば。
-- 梁塵秘抄 537 --
音にのみきき渡りつる住吉の、松をまうまう今日見つるかな。
-- 梁塵秘抄 536 --
住吉の松さへ変るものならば、何か昔のしるしならまし。
-- 梁塵秘抄 535 --