巻第二 里仁第四 六

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子曰く、我、いまだ仁を好む者、不仁をにくむ者を見ず。仁を好む者は、以てこれにくはふること無し。不仁を悪む者は、其れ仁をす、不仁者をして其の身に加へしめず。能く一日も其の力を仁に用ひること有らんか、我、未だ力の足らざる者を見ず。けだしこれ有らん、我、未だこれを見ざるなり。

子曰、我未見好仁者悪不仁者、好仁者無以尚之、悪不仁者其為仁矣、不使不仁者加乎其身、有能一日用其力於仁矣乎、我未見力不足者、蓋有之乎、我未之見也。

-- 論語 巻第二 里仁第四 006 --