子曰く、富と貴きとは、これ人の欲する所なり。其の道を以てこれを得ざられば、処らざるなり。貧きと賤きとは、これ人の悪む所なり。其の道を以てこれを得ざられば、去らざるなり。君子、仁を去りて悪くにか名を成さん。君子は食を終うる?も仁に違ふこと無し。造次にも必ず是に於ひてし、顚沛にも必ず是に於ひてす。
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子曰、富与貴、是人之所欲也、不以其道得之、不処也、貧与賤、是人之所悪也、不以其道得之、不去也、君子去仁、悪乎成名、君子無終食之?違仁、造次必於是、顚沛必於是。
-- 論語 巻第二 里仁第四 005 --