こむすい 森に棲む

子禽しきん、子貢しこうに問とひて曰いはく、夫子ふうしの是この邦くにに至るや、必ず其の政せいを聞く。これを求めたるか、抑々そもそもこれを与へたるか。子貢曰く、夫子は温良恭倹譲をんりやうきやうけんじやう、以もつてこれを得たり。夫子のこれを求むるや、其れ諸これ人のこれを求むるに異いなるか。

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子禽問於子貢曰、夫子至於是邦也、必聞其政、求之與、抑與之與、子貢曰、夫子温良恭倹譲以得之、夫子之求之也、其諸異乎人之求之與。