第百六十三段 太衝の「太」の字

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 太衝の「太」の字、点打つ・打たずといふ事、陰陽の輩、相論の事ありけり。盛親入道申し侍りしは、「吉平が自筆の占文の裏に書かれたる御記、近衛関白殿にあり。点打ちたるを書きたり」と申しき。

-- 徒然草 163 --