第七十八段 今様の事どもの珍しきを

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今様の事どもの珍しきを、言い広め、もてなすこそ、またうけられね。世にこと古りたるまで知らぬ人は、心にくし。

いまさらの人などのある時、ここもとに言ひつけたることぐさ、物の名など、心得たるどち、片端言ひ交し、目見合はせ、笑ひなどして、心知らぬ人に心得ず思はする事、世慣れず、よからぬ人の必ずある事なり。

-- 徒然草 078 --

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