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蓮華陸地に生(お)いずとは、暫(しばら)く弾呵(たんか)の詞(ことば)なり、泥水(でいすい)掘り得て後(のち)よりぞ、妙法蓮華は開けたる。

-- 梁塵秘抄 201 --

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蓮(はちす)の花(はな)をば板(いた)と踏(ふ)み、おなじき茎(くき)をば杖(つゑ)とついて、これ等(ら)に遊(あそ)ばむ人は皆、霊山界会の友とせん。

-- 梁塵秘抄 200 --

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法華の御法(みのり)ぞ頼(たの)もしき、生死の海は深けれど、諸経(しょきゃう)くりいむ譬(たとひ)にて、終(つい)に我等も浮(うか)びなん。

-- 梁塵秘抄 199 --

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法華経八巻(やまき)は網(あみ)なれや、無量義経を泛子(うけ)として、観音勢至を網子(あむこ)とし、救(すく)ひたまへ罪(つみ)人を。

-- 梁塵秘抄 198 --

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香山(かうせん)大樹(たいず)緊那羅(きんなら)が、瑠璃(るり)の琴(こと)には摩訶(まか)迦葉(かせう)や、三会の袂(たもと)したがひて、草木(くさき)も四方(よも)にぞ靡(なび)きける。

-- 梁塵秘抄 197 --

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大唐(だいたう)朝廷(みかど)の近(ちか)からば、五台御山(みやま)におわします、釈迦牟尼仏の母といます、文殊の御許(みもと)へも参(まい)りなまし。

-- 梁塵秘抄 196 --

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釈迦の説法聴きにとて、東方浄妙国土より、普賢文殊は獅子(しし)象(ざふ)に乗り、娑婆の穢土(ゑど)にぞ出(い)でたまふ。

-- 梁塵秘抄 195 --

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釈迦の月は隠れにき。慈氏の朝日はまだ遥かなり、そのほど長夜の闇(くら)きをば、法華経のみこそ照らいたまへ。

-- 梁塵秘抄 194 --

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傅氏(ふし)が巌窟(いはや)の嵐には、殷(いん)の夢見て後(のち)ぞよき、巌陵瀬(げんりょうらい)の池の水(みづ)、今こそ汲(く)むには濁(にご)るらめ。

-- 梁塵秘抄 193 --

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いちひくやよれるさね葛(かづら)、繰(く)れども繰(く)れども尽(つ)きもせず、やさうの池なる花蓮(はなはちす)、拘尸那(くしな)城にぞ開けたる。

-- 梁塵秘抄 192 --

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娑婆や林樹の木(こ)の下(もと)に、帰(かへ)ると人には見えしかど、霊鷲山の山の端(は)に、月はのどけく照らすめり。

-- 梁塵秘抄 191 --

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