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四大声聞こしらへて、三界火宅を教へ出(いだ)し、白牛の車をさし寄せて、直至道場定まりぬ。

-- 梁塵秘抄 071 --

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真言教のめでたさは、蓬窓宮殿(はうさうくでむ)隔(へだて)なし、君をも民をも押しなべて、大日如来と説いたまふ。

-- 梁塵秘抄 045 --

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眉の間の白毫の、一つの相を想ふつべし、須弥(すみ)の量(はかり)を尋(たづ)ぬれば、縦横八万由旬なり。

-- 梁塵秘抄 044 --

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眉の間の白毫は、五つの須弥(しみ)をぞ集めたる、眼の間の青蓮は、四大海(しだいかい)をぞ湛(たた)へたる。

-- 梁塵秘抄 043 --

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龍樹菩薩はあはれなり、南天竺(なんてんじく)の鉄塔を、扉(とぼそ)を開きて秘密教を、金剛(こむがう)薩埵(さた)に受けたまふ。

-- 梁塵秘抄 042 --

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南(なむ)天竺の鉄塔を、龍樹や大士の開かずば、まことの御法(みのり)を如何にして、末の世までぞ弘めまし。

-- 梁塵秘抄 041 --

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毎日恒沙(がうざ)の定(ぢやう)に入(い)り、三途の扉(とぼそ)を押しひらき、猛火の炎(ほのを)をかき分けて、地蔵のとこそ訪(と)ふたまへ。

-- 梁塵秘抄 040 --

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萬(よろづ)の仏の願よりも、千手の誓(ちかひ)ぞたのもしき、枯れたる草木も忽(たちま)ちに、花さき実なると説いたまふ。

-- 梁塵秘抄 039 --

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観音光(ひかり)を和(やはら)げて、六(むつ)の道(みち)をぞ塞(ふた)けたる、三界劫数わうつる人、やらじと思へる心にて。

-- 梁塵秘抄 038 --

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観音大悲は舟筏(ふねいかだ)、補陀落海(ふだらくかい)にぞうかべたる、善根もとむる人しあらば、乗せて渡さむ極楽へ。

-- 梁塵秘抄 037 --

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文殊(もんじゆ)はそもそも何人(なにひと)ぞ、三世の仏の母といます、十方如来諸法の師、皆これ文殊の力なり。

-- 梁塵秘抄 036 --

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普賢(ふげん)薩埵(さた)は朝日(あさひ)なり、釈迦は夜昼(よるひる)身を照らし、昔の契(ちぎり)しありければ、達多(たつた)は仏に成りにけり。

-- 梁塵秘抄 035 --

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瑠璃(るり)の浄土は潔(いさぎよ)し、月の光はさやかにて、像法転ずる末(すゑ)の世(よ)に、普(あまね)く照らせば底もなし。

-- 梁塵秘抄 034 --

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薬師(やくし)医王(いわう)の浄土をば、瑠璃の浄土と名づけたり、十二の船を重ね得て、我ら衆生を渡いたまへ。

-- 梁塵秘抄 033 --

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像法転じては、薬師の誓(ちかひ)ぞたのもしき、ひとたび御名(みな)を聴く人は、萬(よろづ)の病(やまひ)も無しとぞいふ。

-- 梁塵秘抄 032 --

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薬師(やくし)の十二の大願(たいぐわん)は、衆病悉除(しうびやうしつぢよ)ぞたのもしき、一経(いつきやう)其耳(ごに)はさておきつ、皆令満足すぐれたり。

-- 梁塵秘抄 031 --

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弥陀の誓(ちかひ)ぞたのもしき、十悪五逆の人なれど、一(ひと)たび御名(みな)を称(とな)ふれば、来迎(らいがう)引接(いんぜう)疑(うたが)はず。

-- 梁塵秘抄 030 --

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阿弥陀仏(ほとけ)の誓願(せいぐわん)ぞ、かへすがへすもたのもしき、一度(ひとたび)御名(みな)をとなふれば、仏に成るとぞ説いたまふ。

-- 梁塵秘抄 029 --

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弥陀(みだ)の御顔(みかを)は秋(あき)の月、青蓮の眼(まなこ)は夏(なつ)の池(いけ)、四十の歯(は)ぐきは冬の雪、三十二相春(はる)の花(はな)。

-- 梁塵秘抄 028 --

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仏(ほとけ)はどこよりか出(い)で給(たま)ふ、中(ちう)天竺(てんぢく)よりぞいでたまふ、矩奢掲羅補羅城(くさからふらじやう)王舎城(わうさじやう)、姞栗陀羅矩(きりだらくた)に鷲峯山(じゆぶせん)。

-- 梁塵秘抄 027 --

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