タグ「zau」が付けられているもの

媒人(なかうど)女の様(やう)かるは、こちよふてらよまつさへふたこのみや人、すしの人、光(ひかり)めでたき玉川は、夜々(よるよる)照(て)らす月とかや。

-- 梁塵秘抄 445 --

IMG_0485京都.jpg


鷲(わし)の住むみ山(やま)には、なべての鳥は住むものか、同じき源氏と申せども、八幡太郎は恐ろしや。

-- 梁塵秘抄 444 --

image_50404865.jpg


聞(き)くに可笑(おか)しき経読(よみ)は、とうかく高砂(たかさご)の明泉房、江口(えぐち)のふちにたのやけの君(きみ)、淀(よど)には大君(おほぎみ)次郎君。

-- 梁塵秘抄 443 --

IMG_0380hituji.jpg


まさとを江口(えぐち)へ来(き)んけるは、在(あ)りし昔(むかし)を思(おも)ひ出(い)でて、例(れい)の藤次が癖(くせ)なれば、てこくせむとや生(むま)れけむ。

-- 梁塵秘抄 442 --

IMG_0426goma.jpg


粟津(あはづ)の興宴(けうえん)は、東(ひんがし)大津(おほつ)の西浦(にしうら)へ、海老(えび)交(まじ)りの雑魚(ざこ)売(う)りに、大津(おほつ)の西の浦は悪(わろ)し、上(のぼ)り大路(おほぢ)ぞ何(なに)も良(よ)き。

-- 梁塵秘抄 441 --

IMG_0431yagi.jpg


鵜飼(うかゐ)は悔(くや)しかる、何(なに)しに急(いそ)いで漁(あさ)りけむ、萬劫年経(としふ)る亀殺しけむ、現世は斯(か)くてもありぬべし、後世我身を如何(いか)にせんずらむ。

-- 梁塵秘抄 440 --

IMG_0432hatinosu.jpg


いざれ独楽(こまつぶり)、鳥羽の城南寺の祭見(まつりみ)に、我(われ)は罷(まか)らじ恐(おそ)ろしや、懲(こ)り果(は)てぬ、作(つく)り道(みち)や四塚(よつつか)に、焦心(あせ)る上馬の多(おほ)かるに。

-- 梁塵秘抄 439 --

IMG_0417neko.jpg


ゐよゐよ蜻蛉(とうばう)よ、片方(かたし)をまいらんさて居(ゐ)たれ、働(はたら)かで、簾(すだれ)篠(しの)の先(さき)に馬(むま)の尾(を)縒合(よりあは)せて、掻附(かひつ)けて、童(わらはべ)冠者ばらに繰(く)らせて遊(あそ)ばせん。

-- 梁塵秘抄 438 --

IMG_0424ichijiku.jpg


法師(ほうし)博打(ばくち)の様(やう)かるは、地蔵よかせん二郎寺師(てらし)とか、尾張(をはり)や伊勢(いせ)のみみづ新発意(しもち)、無下(むげ)に悪(わろ)きはけいそく房。

-- 梁塵秘抄 437 --

IMG_0383mitsu.jpg


武者(むさ)の好(この)むもの、紺(こむ)よ紅(くれなゐ)山吹(やまぶき)濃き蘇芳(すわう)、茜(あかね)寄生樹(ほや)の摺(すり)、良(よ)き弓(ゆみ)胡簶(やなぐひ)馬鞍(むまくら)太刀(たち)腰刀(こしがたな)、鎧冑(よろひかぶと)に、脇立(わきだて)籠手(こて)具(ぐ)して。

-- 梁塵秘抄 436 --

IMG_0395ikebana.jpg


直(すぐ)なるものはただ連柵(からさを)や、箆竹(のだけ)假名(かんな)のし文字、今年(ことし)生(は)えたる梅楚(むめずばへ)、幡桙(はたほこ)刺鳥竹(さとりだけ)とかや。

-- 梁塵秘抄 435 --

IMG_0384usagi.jpg


池の涼(すず)しき汀(みぎは)には、夏のかげこそ無かりけれ、小高き松を吹く風の、声も秋とぞ聞(きこ)えぬる。

-- 梁塵秘抄 434 --

matubokkuri.jpg


松の木蔭(こかげ)に立ち寄りて、岩(いは)もる水(みづ)を掬(むす)ぶまに、扇(あふぎ)の風も忘られて、夏なき年とぞ思(おも)ひぬる。

-- 梁塵秘抄 433 -

IMG_0373ランチ.jpg


春の初(はぢめ)の歌枕(うたまくら)、霞(かすみ)鶯(うぐひす)帰(かへ)る雁(かり)か、子(ね)の日(び)青柳(あをやぎ)梅(むめ)桜(さくら)、三千年(みちとせ)になる桃(もも)の花。

-- 梁塵秘抄 432 --

DSC_0004ume.jpg


讃岐の松山に、松の一本(ひともと)歪(ゆが)みたる、捩(もぢ)りさの捩(すぢ)りさに、そねうたるかとや、直島(なをしま)の、さばかんの松をだにも直(なを)さざるらん。

-- 梁塵秘抄 431 --

IMG_0385kazari.jpg


山の様(やう)かるは、雨山(あめやま)守(も)る山しぶく山、鳴らねど鈴鹿山(すずかやま)、播磨の明石の此方(こなた)なる、塩垂山(しほたれやま)こそ様(やう)かる山なれ。

-- 梁塵秘抄 430 --

IMG_8205赤穂塩.jpg


心(こころ)凄(すご)きもの、夜道(よみち)船道(ふなみち)旅の空、旅の宿、木闇(こぐら)き山寺の経の声(こゑ)、思(おも)ふや仲(なか)らひの飽(あ)かで退(ひ)く。

-- 梁塵秘抄 429 --

IMG_0166みとろ.jpg


験仏(けんふつ)の尊(たう)ときは、東(ひんがし)の立山(たちやま)美濃(みの)なる谷汲(たにぐみ)の彦根寺(ひこねでら)、志賀(しが)長谷(はせ)石山(いしやま)清水(きよみづ)、都に真近(まぢか)き六角堂(ろっかくだう)。

-- 梁塵秘抄 428 --

IMG_0224恒屋.jpg


凄(すご)き山伏(やまぶし)の好(この)むものは、あぢきないくたかやまかかも、山葵(わさび)こし米(よね)水(みづ)雫(しづく)、沢(さは)には根芹(ねぜり)とか。

-- 梁塵秘抄 427 --

IMG_0278niou.jpg


聖(ひじり)をたてじはや、袈裟(けさ)を掛けじはや、数珠(ずず)を持たじはや、年の若き折(をり)戯(たは)れせん。

-- 梁塵秘抄 426 --

IMG_0266bungakukan.jpg